2012年5月4日金曜日

.NET Framework 3.5 配置ガイド (管理者向け)


ネットワーク管理者は、.NET Framework 3.5 のインストールに必要なシステム コンポーネントがすべてのクライアント コンピュータに含まれていることを確認する必要があります。前提条件が満たされていないと、セットアップは失敗します。

メモ :

必須コンポーネントは、次に示す順序で配置する必要があります。異なる順序で配置すると、コンポーネントのインストールのセットアップは失敗します。たとえば、.NET Framework 2.0 Service Pack 1 のインストールには、あらかじめ Windows インストーラ 3.1 をインストールしておく必要があるため、次の一覧では .NET Framework 2.0 Service Pack 1 より前に Windows インストーラが記載されています。アスタリスク (*) が付いていないコンポーネントは、.NET Framework 3.5 セットアップ パッケージの WCU フォルダにあります。これらのコンポーネントを配置する方法については、「方法 : Active Directory を使用して .NET Framework を配置する」を参照してください。

.NET Framework 3.5 を Windows Server 2003 に配置するための前提条件は次のとおりです。

  • Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1

  • Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1

  • Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 1

  • Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0 (このコンポーネントをダウンロードするには、Microsoft ダウンロード センター Web サイトの「Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0」を参照してください)

  • Windows イメージング コンポーネント

  • XML Paper Specification Shared Components Pack 1.0

  • Microsoft DirectX 9.0 Software Development Kit (SDK) 用のソフトウェア ラスタライザ

.NET Framework 3.5 を Windows XP に配置するための前提条件は次のとおりです。

  • Microsoft Windows XP Service Pack 2

  • Microsoft Internet Explorer 6.0 Service Pack 1

  • Microsoft Windows インストーラ 3.1

  • Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1

  • Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 1

  • Windows イメージング コンポーネント

  • XML Paper Specification Shared Components Pack 1.0

  • Microsoft DirectX 9.0 Software Development Kit (SDK) 用のソフトウェア ラスタライザ

.NET Framework 3.5 を Windows Vista に配置するための前提条件は次のとおりです。.NET Framework 3.5 を配置する前に、Windows Update を使用してこれらの更新プログラムを入手してください。

Windows Server 2008 や Vista Service Pack 1 に配置する場合は、特に前提条件はありません。Windows Server 2008 と Vista Service Pack 1 には、Microsoft .NET Framework 2.0 および 3.0 の Cumulative Updates 1 が含まれています。

ここに示したコンポーネントは、それぞれの使用許諾契約に従います。

Active Directory を使用して、ネットワーク全体に特定のコンポーネントの Windows インストーラ セットアップ パッケージを配置する方法について説明します。ファイルを抽出する必要があるコンポーネントを配置するには、対象となるコンピュータの管理者特権が必要です。

Active Directory を使用してアプリケーションを配置するには、.exe 再頒布可能パッケージから個々のファイルを抽出する必要があります。Windows インストーラのファイルを .exe ファイルから抽出する必要があります。また、他のファイルを抽出することが必要な場合もあります。たとえば、.NET Framework 3.5 コンポーネントを配置する場合は、配置に使用する .exe ファイルから vs_setup.msi ファイルを抽出する必要があります。

.NET Framework を配置する前に、対象となるコンピュータが最小構成要件を満たしていることを確認してください。詳細については、Microsoft .NET Framework Developer Center の「Deploying & Configuring Applications」を参照してください。


顧客は何を解約されますか?

Windows イメージング コンポーネントと XML Paper Specification Shared Components Pack 1.0 では、パッケージ インストーラ (以前の Update.exe) が使用されます。これらの 2 つのコンポーネント用の Update.msi は用意されていません。これらの Windows コンポーネントを配置する場合は、コマンド ライン オプションを使用することをお勧めします。

Active Directory を使用して配置できるコンポーネントの一覧を次の表に示します。

表 1 : Active Directory (x86) を使用して配置できるコンポーネントの一覧

構成要素

OS

.exe ファイルまたは .msi ファイルの格納場所

ディレクトリ

コンポーネント コマンド

ファイル抽出の必要性

Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX30\x86\msxml6.msi

msxml6

msiexec /qb /a msxml6.msi TARGETDIR=c:\msxml6

Microsoft DirectX 9.0 Software Development Kit (SDK) 用ソフトウェア ラスタライザ

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX30\RGB9RAST_x86.msi

rgbrast

msiexec /qb /a RGB9RAST_x86.msi REBOOT=ReallySuppress TARGETDIR=c:\RGBRAST

.NET Framework 2.0 SP1

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX20

適切な MSI および MSP

dotNetFX20

msiexec /a netfx20a_x86.msi /update ASPNET.msp;CLR.msp;CRT.msp;NetFX_CA.msp;NetFX_Core.msp;NetFX_Other.msp;PreXP.msp;WinForms.msp;DW.msp USING_EXUIH=1 REBOOT=ReallySuppress TARGETDIR=c:\dotNetFX20

.NET Framework 3.0 SP1

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX30

適切な MSI および MSP

dotNetFX30

msiexec /a netfx30a_x86.msi /update WCF.msp;WCS.msp;WF.msp;WPF1.msp;WPF2.msp;WPF_Other.msp;XPS.msp;WF_32.msp;WPF2_32.msp;WPF_Other_32.msp USING_EXUIH=1 REBOOT=ReallySuppress /l* %WORKFOLDER%\logs\netfx30_x86.log TARGETDIR=%WORKFOLDER%\AIP\NETFX30

.NET Framework 3.5

XP、W2K、Vista、W2K8

wcu\dotNetFramework\dotNetFX35\x86\netfx35_x86.exe

dotNetFX35

msiexec /qb /a vs_setup.msi USING_EXUIH=1 REBOOT=reallySuppress TARGETDIR=c:\dotNetFX35

表 2 : Active Directory (x64) を使用して配置できるコンポーネントの一覧

構成要素

OS

.exe ファイルまたは .msi ファイルの格納場所

ディレクトリ

コンポーネント コマンド

Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0


なぜ私たちのデザイン·サービスを選択する

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX30\x64\msxml6.msi

msxml6

msiexec /qb /a msxml6.msi TARGETDIR=c:\msxml6

なし

Microsoft DirectX 9.0 Software Development Kit (SDK) 用ソフトウェア ラスタライザ

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX30\RGB9RAST_x64.msi

rgbrast

msiexec /qb /a RGB9RAST_x64.msi REBOOT=ReallySuppress TARGETDIR=c:\RGBRAST

なし

.NET Framework 2.0 SP1

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX20

適切な MSI および MSP

dotNetFX20

msiexec /a Netfx20a_x64.msi /update ASPNET_64.msp;CLR_64.msp;CRT_64.msp;DW_64.msp;NetFX_Core_64.msp;NetFX_Other_64.msp;WinForms_64.msp;ASPNET.msp;CLR.msp;CRT.msp;NetFX_CA.msp;NetFX_Core.msp;NetFX_Other.msp;PreXP.msp;WinForms.msp;DW.msp USING_EXUIH=1 REBOOT=ReallySuppress TARGETDIR=c:\dotNetFX20

なし

.NET Framework 3.0 SP1

XP、W2K3

wcu\dotNetFramework\dotNetFX30

適切な MSI および MSP

dotNetFX30

msiexec /a netfx30a_x64.msi /update WCF.msp;WCS.msp;WF.msp;WPF1.msp;WPF2.msp;WPF_Other.msp;XPS.msp;WCF_64.msp;WCS_64.msp;WF_64.msp;WPF1_64.msp;WPF2_64.msp;WPF_Other_64.msp USING_EXUIH=1 REBOOT=ReallySuppress TARGETDIR=c:\dotNetFX30

なし

.NET Framework 3.5

XP、W2K、Vista、W2K8

wcu\dotNetFramework\dotNetFX35\x86\netfx35_x64.exe

dotNetFX35

msiexec /qb /a vs_setup.msi USING_EXUIH=1 REBOOT=reallySuppress TARGETDIR=c:\dotNetFX35

 あり

/l*v logfile を msiexec コマンドで指定することで、各コンポーネントのログ記録を有効にすることができます。たとえば、.NET Framework 3.5 コンポーネントの配置のログ ファイルを含めるには、次のコマンドを使用します。

  msiexec /qb /l*v netfx35_x86.log /a vs_setup.msi USING_EXUIH=1 REBOOT=reallySuppress TARGETDIR=c:\dotNetFX35  

ステップ 1 : 管理者のインストール ポイントを作成する

メモ :

  インストール ポイントの作成方法を示すサンプル スクリプトについては、このドキュメントの「付録」を参照してください。

  1. 再頒布可能パッケージを保存するためのフォルダを作成します。

  2. Microsoft ダウンロード センター Web サイトから .NET Framework 3.5 再頒布可能パッケージをダウンロードし、手順 1. で作成したフォルダに保存します。

  3. .NET Framework 3.5 の再頒布可能な .exe ファイルからファイルを抽出して、次のコンポーネント ファイルを探します。ファイルを抽出するには、次のコマンドを実行します。

    dotnetfx35.exe /x:


    会計ソフトウェア·パッケージは何ですか

    たとえば、次のように実行します。

    dotnetfx35.exe /x:C:\NETFX35

  4. コンポーネントの .exe ファイルまたは .msi ファイルをローカル コンピュータの C:\ ドライブのルート ディレクトリにコピーします (コンポーネントの場所については、表 1 を参照してください)。

  5. Windows の [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「cmd」と入力し、コマンド ウィンドウを開きます。

  6. C: ドライブのルート ディレクトリに移動します。

  7. 次のコマンドを入力して、.exe ファイルのコピー先ディレクトリを作成します。

  8. 対応するコンポーネント コマンド (「表 1」参照) を入力し、ディレクトリにインストール ポイントを作成します。

  9. コマンド ウィンドウを閉じます。

  10. Windows エクスプローラを開き、C:\directoryName に移動して、ファイルが抽出されたことを確認します。

  11. フォルダとそのすべての内容を、配置に使用するネットワーク共有に移動します。

ステップ 2 : Active Directory グループ ポリシーにセットアップ パッケージを追加する

  1. Windows の [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[コンポーネント サービス] をクリックします。

  2. [Active Directory ユーザーとコンピュータ] を展開します。

    [Active Directory ユーザーとコンピュータ] ツリーが表示されます。

  3. ドメイン ノードを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[グループ ポリシー] タブをクリックします。

  5. [グループ ポリシー オブジェクト リンク] ダイアログ ボックスで、[グループ ポリシー] タブをクリックします。

  6. ログオンするユーザーを問わずコンピュータに適用するポリシーを設定する場合は、[コンピュータの構成]、[ソフトウェアの設定] の順に展開します。

    メモ :

    Active Directory サーバー上の共有の場所にマップしてください。それ例外の場所では、インストール用のパッケージを作成できません。

  7. [ソフトウェアのインストール] を右クリックし、[新規] をクリックして、[パッケージ] をクリックします。

  8. [開く] ダイアログ ボックスで、配置フォルダをコピーした場所を参照して .msi ファイルを選択します。

  9. [ソフトウェアの展開] ダイアログ ボックスで、[割り当て] をクリックし、[OK] をクリックします。

  10. [自動インストール] をクリックして、ドメイン内のすべてのコンピュータに自動的にソフトウェアをインストールします。

  11. [OK] をクリックし、[コンポーネント サービス] コンソールを閉じます。


ステップ 3 : グループ ポリシーを使用してシステム特権を設定する

ほとんどのパッケージは、コンピュータのローカル管理者だけがインストールできるため、システム特権を使用して、グループ ポリシーでコンピュータごとにパッケージをアドバタイズする必要があります。ネットワーク管理者は、1 人のユーザー、1 台のコンピュータ、またはユーザーのグループに対してポリシーを作成できます。特殊なポリシー プロファイルの作成方法の詳細については、システム ポリシー エディタのヘルプを参照してください。ポリシーの構成方法の詳細については、グループ ポリシー スナップインのヘルプを参照してください。

  1. Windows の [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[コンポーネント サービス] をクリックします。

  2. [Active Directory ユーザーとコンピュータ] を展開します。

    [Active Directory ユーザーとコンピュータ] ツリーが表示されます。

  3. ドメイン ノードを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[グループ ポリシー] タブをクリックします。

  5. [グループ ポリシー オブジェクト リンク] ボックスで、グループ ポリシー オブジェクトを選択し、[編集] をクリックします。

  6. [コンピュータの構成]、[管理用テンプレート]、[Windows コンポーネント]、[Windows インストーラ] の順にフォルダを展開します。

  7. 詳細ウィンドウで [常にシステム特権でインストールする] をダブルクリックします。

  8. プロパティ ダイアログ ボックスで [有効] をクリックして設定を有効にし、[OK] をクリックします。

  9. [ユーザーの構成]、[管理用テンプレート]、[Windows コンポーネント]、[Windows インストーラ] の順にフォルダを展開し、手順 7. と 8. を繰り返します。

    メモ :

    システム ポリシー エディタと Windows インストーラ ポリシーを使用して、[常にシステム特権でインストールする] ポリシーを設定できます。この場合、コンピュータと各ユーザーに対してポリシーを設定する必要があります。グループ ポリシー エディタまたはシステム ポリシー エディタを使用しない場合は、Windows レジストリで値を変更することによって、各コンピュータに同じ設定を指定できます。

ステップ 4 : パッケージをコンピュータに割り当てる準備が完了していることを確認する

  1. [コンポーネント名 - 日本語版プロパティ] ダイアログ ボックスで、[展開] タブをクリックします。

  2. [展開の種類][割り当て] をクリックします。

  3. [展開オプション] で、コンポーネントを配置するタイミングと方法のオプションを選択します。

  4. 他のタブを参照し、必要に応じてオプションを設定します。詳細については、ダイアログ ボックスで表示できるグループ ポリシー ヘルプを参照してください。

ステップ 5 : 他の必須コンポーネントを配置する

他の .NET Framework 3.5 コンポーネントを配置するには、「ステップ 1」を繰り返し、該当する Active Directory グループ ポリシーに .msi ファイルと .msp ファイルを追加します。



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